ウータン 森と生活を考える会(以下ウータン)は、「森を守りたい」という願いのもと、東南アジア、特にボルネオ島で熱帯林の保全活動を行っています。メインに取り組むパーム油の問題では、現地でアブラヤシのプランテーションが様々な被害を引き起こす一方、先進国ではパーム油が”便利な油”として汎用されているという構造があります。これに対してウータンは、現地で村の人たちと共に植林やエコツーリズム、持続可能な農業などに取り組むとともに、国内で啓発活動やデモ、署名、アドボカシーなどを行っています。1987年、先住民族が森の保全を日本に訴えたことから生まれたウータン。現地の問題を日本の問題として捉える姿勢に共感しました。