• facebook
  • twitter
キービジュアル

Council News協議会NEWS

【インタビュー】職員・スタッフ紹介

インターン生が、関西NGO協議会で働く職員・スタッフ6名(2023年2月現在)に、NGOで働く理由やプライベートなど様々なことをインタビューしてみました!

名前をクリックすると、それぞれのインタビュー内容が見られます。6名の意外な一面が見つかるかも?是非ご覧ください!

-栗田さんは新卒でNGOに就職されていますが、NGOを選んだ理由は何ですか?
栗田もともとNGOという言葉も就職先があることも知らなかったので、憧れの職業とかではなかったのですが、これまでの人生の色々なきっかけがあり、今の職にたどり着きました。中学2年生の心臓病の手術がきっかけで命の大切さを学び、今度から誰かを支えたいと思いました。高校3年生の進路で悩んだ際に、福祉を学びたいと思い、大学を選びました。大学で世界の課題を知ることができ、特に子ども兵に衝撃を受けました。子ども兵についてもっと知りたいと思い、出逢ったのがテラ・ルネッサンスという団体でした。テラ・ルネッサンスでインターンしていた際、ウガンダに行くことができ、世界で起きていること、特に子ども兵の課題を伝えたいと思ったんですね。漠然とした願いが実現したのはテラ・ルネッサンスの当時の理事長であった鬼丸さんに相談したことがきっかけです。当時はNGOへの就職は珍しかったですが、自分が入ることで組織内の制度も整備してくれて、雇用がスタートしました。このような背景があり、私のNGOのキャリアが始まりました。

-栗田さんは、テラ・ルネッサンスから関西NGO協議会に異動されていますが、理由をお聞かせください。
栗田関西NGO協議会には、2016年から理事として関わっていたので、まったく知らない団体というわけではなかったです。所属は変わっても、自分の目的は変わってなくて、平和な社会を作りたいっていう人生の目的があり、この平和の社会を作るための方法の1つとして、NGO業界を底上げしていきたいっていう思いもあるんですね。そして、特にお世話になってきた関西において、NGOで働きたい若い世代が働けるように、NGOが自立した活動ができるようにちょっとでも力になることができたらなと思いました。

-関西NGO協議会を今後どのような団体にしていきたいですか?
栗田
まずKNCの収入構造についてなんですが、今は助成金・補助金がメインなので、持続可能な組織に作り変えていきたい、つまり会費や寄付などの自己資金を増やしていきたいです。その次に関西のNGOのプレゼンスを高め、ひいては関西NGO協議会自体のプレゼンスも高めていけたらと思ってます。また、ワン・ワールド・フェスティバルfor Youth という長年続けてきた大切な事業があるので、そこで関わってくれたユースたちがNGOで働きたいという風に思ってくれた時に、その場がしっかりあることというのも大事かなと思ってます。そのために、関西から国際協力をもっと盛り上げたいなというところですね。難しいところもあるかもしれませんが、あきらめずに前に進んでいきたいと思います。

担当:武藤

 
 

-今担当している業務について教えてください。
佐野:大きく分けて研究、教育、実践の3つの業務を行っています。今メインで取り組んでいるのは研究分野で、NGO支援を行うための調査です。コロナ禍で変化したNGOの経営・運営状況を把握し、政策提言などに繋げるための基礎データ集めをしています。教育では主に大学関連の学生を対象とした業務、そして実践では市民の方や他のNGOからの相談対応といったコンサル的なことを行っています。もともと’主体性の育み方’みたいな関心から市民社会に興味をもったこともあり、研究→教育→実践のサイクルを大切にしたいと考えています。

-佐野さんは様々な経歴をお持ちですよね。NGOとの出会いと、今この業界で働かれている理由を聞かせてください。
佐野:大学2年生のときにNGOについての授業を受講し、この業界に興味を持つようになりました。今ではその授業に自分が出ているんですが(笑)。そこからテラルネッサンス(テラルネ)というNGOでインターンを始めたんですが、当時全く主体性のなかった僕に対して、他のインターンが皆自分の意見を持ち、どんどん前に出ていくのにとても衝撃を受けたのを覚えています。その後一度大学院を挟んで、再度テラルネでインターンを行いました。海外駐在なども経験する中で、自分が主体的になっていくのを感じ、さらに学校外の社会との接点の面白さにも目覚めました。もともと大学などの教育機関で働くことにも興味はあったのですが、‘教育’軸ではなく‘プロジェクト’軸で取り組めるNPOやNGOに惹かれたんです。あと、NGOで働く人は皆強い志や対話をもって進めていこうという姿勢を持っていて、それも自分に合っていると感じました。

-今後の目標は何ですか?
佐野:NGO界のクリリンになりたいです(笑)。この業界には結構スーパーサイヤ人みたいな人がいるんですが、それには努力に加えて、生まれ持った才能があると思っています。私はそういうタイプではないので、人間として自分ができる最大限のポテンシャルを活かしていきたいです。

担当:石丸

-まずは、仲井さんがどんな人なのかについて教えてください。
仲井:私は基本的に家にいるのが好きなタイプなんですが、好きなことがとにかく沢山あります。手芸、読書、映画鑑賞、ジャニーズ、スポーツ観戦などなど。「広く深く」がモットーで、好きの熱量が高いっていうのをよく人に言われます。好きなものがどんどん増えていくので、人生が足りない(笑)。
これが時間の使い方や人生の使い方、ひいては仕事にも関わっていると思います。仕事以外にも好きなこと、やりたいことが沢山あるので、それともともと関心のあった世界平和という分野を両立させようと思うと、国際協力を仕事にするしかないんです。NGOとか国際協力って、仕事とは別でボランティアとして関わる人もいるんですけど、私がそれをやっていたら時間がなくなってしまうと思います。

-仲井さんは大学卒業後、企業就職と大学院を経てから関西NGO協議会にいらっしゃっていますよね。その経緯を教えてください。
仲井:大学では国際関係学を学びました。卒業にあたって院に行きたい気持ちもありましたが、1年浪人、1年休学したこともあり、一旦社会に出ることにしました。新卒で就いたのは貿易関係の仕事です。しかし大学での学びを仕事にできないショックや業務的な学びの頭打ちがあり、2,3年で自分の存在意義がわからなくなってしまいました。それで院に行こうと思ったんです。大学院では、紆余曲折がありながらも、最終的に「国境を越えた市民社会のネットワーキング」をテーマに研究しました。一つ研究の中で気づいたこととして、院での勉強は、「起こったこと」の研究によって国際平和に貢献するということです。自分はもう少し現実に対してアプローチをしたいと感じ、NGOやNPOへの就職を考えるようになりました。そこで出会ったのが関西NGO協議会でした。

-大切にしたい価値観について教えてください。
仲井好きなことが沢山ある一方、とてもサボり癖のある人間なので、やりたいことを「やりたい」のままで終わらせないように頑張らなきゃいけないということは日々自分に言い聞かせています。その他に思っているのは、自分が持っている権力性に自覚的でありたいということです。気を付けないといけないと思いつつ、常にできているとは思えないからです。

担当:石丸


-まず、ちひろさんの人柄や「らしさ」が伝わる自己紹介をお願いします

高橋実は私は乗り物が大好きで、飛行機や路線図を見るのが趣味です。複雑な路線図は見ていて楽しく、関西にある阪急線は多くの線が乱立していて面白いです。また、サウナも趣味の1つで、毎週通っています。そしてビールも大好きで、日常生活の中で一番幸福を感じる瞬間です。仕事終わりに飲むビールは最高に美味しいです。大学時代には、授業でソマリアについて学んだことをきっかけに安全保障に興味を持ち、研究をしていました。


-関西NGO協議会に来られるまでに様々な経歴がおありですが、それについて教えて下さい。
高橋
まず、大学を卒業後、新卒で航空会社に入社し、グランドスタッフとして勤務しました。グランドスタッフを選んだ理由は、学生時代に海外旅行をした際の体験が影響しています。空港で不安になったとき、とある空港スタッフの方が声をかけてくれて、そのおかげでとても安心できました。この経験から、自分もグランドスタッフになりたいと憧れるようになりました。グランドスタッフとして働いた後、数年後に難民支援をするNPOで企業連携を担当する仕事に転職しました。この転職の背景には、社会に対してより大きな影響を与えたいという気持ちと、難民問題への関心がありました。グランドスタッフでは、影響を与えられるのはあくまでも「個人」という限られた範囲でしたが、もっと大きな単位で社会を動かしたいと思い、企業連携を選びました。また難民支援に貢献しつつ、アクセスできる情報量も多かったため、勉強になると思い選びました。最終的に当NGOにはパートナーの転居を契機に、関西で企業連携ができ、より大きなインパクトを生み出せるNGOとして就職を決めました。

-今後当会で働く上での目標を教えて下さい。
高橋私は担当するワン・ワールド・フェスティバル for Youthを、より楽しく、もっと盛り上げるために全力を尽くしたいと思います。私の座右の銘は「職場は楽しく、仕事は厳しく」です。つまり、良い結果を出すために厳格に最善を尽くす一方、過程を楽しむことが重要だと考えています。このバランスを取りながら、ワン・ワールド・フェスティバル for Youthをさらに素晴らしいイベントにしていきたいと思っています。同時に、この仕事を通じて自己成長を目指しています。自分には改善の余地があるため、この仕事を通じて自分自身を成長させたいと思っています。

-早速質問に入らせていただきます。小学校の先生からラジオ局へ転職されていますが、理由をお聞きしたいです
菅野さん:そもそも教員になろうと思ったところから話すと、高校生の時に何になろうかなと思っていて、「地雷ではなくて、花をください」って絵本をたまたま本屋さんで見つけて、それを読んだ時に私は全然世界で起きていることを知らなかったなと思いました。もっと小さいころから自分事として知っていたらもっと違ったんじゃないかなという風に思って、そういうことを伝えられる仕事がしたいなと思ったのがきっかけでした。私の家系が割と教員が多かったのもあり、先生になろうと思った。先生をやめるきっかけになったのはユニセフが学校に来た時で、その時ユニセフの話を聞いて、改めて私はやっぱり世界のことを何も知らないんだなと思った。そこで、先生とは別の選択肢として考えていたマスコミにチャレンジしようかなっていう風に思いました。あと、喋って伝えるということがやりたいなと思って、ラジオ局に入ることになりました。

 

-青年海外協力隊に入られていますが、協力隊ではどんな活動をされていましたか?
菅野さん:協力隊では教育アドバイザーという活動をやっていました。地域の教育をやりたいと思って、そして子どもからお年寄りまで一緒に学べるような活動をしたくて、青少年活動が適していると思って応募した。そうしたら学校の先生にアドバイスをあたえるような仕事はどうですかという返事がきた。実際に内容としては、簡単にいうと、担当地区を周り、小学校の先生方に直接授業のアドバイスなどをしました。初代隊員だったこともあり顔を覚えてもらうことも大切だった。

 

-関西NGO協議会では実際にどういう仕事をされていますか?
菅野さん:広報的な部分が多いです。記事の作成とかやっている時間が多く、サイトの英語化も今やっているので割とWEBサイトに関わっている時間が長い気がします。あとは、SDGsの高校生インタビューなども関わりました。

 

-最後に大切にしている考えをお聞かせください。
菅野さん:
初心忘るべからずじゃないけど、長く日本で過ごしていると、みんなが言う事は自分は違うと思うけど、そうかなと思ってきてしまうことが増えてくるけど、そういう時にアフリカのことを思い出すんですね。だからアフリカが私の原点だと思っていて、アフリカに行ったことで人生観が変わったと思っているので、あの時の思いを忘れないようにしたいと思ってます。アフリカの経験が今の子育てにも生かされてるなと感じてます。

担当:武藤

 

 

 

まずアイスブレイクとして、スウェーデンから一時帰国中の富永さんに、スウェーデンに関する価値観、文化などについていろいろ聞いてみました。

-スウェーデンに行くきっかけは何でしたか?
富永
:大学の時、人権問題論という授業をとっていて興味を持ち始め、その当時の教授がスウェーデンに詳しい方でした。海外(ヨーロッパ)に行きたいと思っていたこともあり、なんとなく興味を持っていました。そこで大きなきっかけとなったのが、日本で出会ったスウェーデン人のパートナーでした。1年くらい住んでみようと思って、住み始め、気に入ってそのまま住んでいたという感じです。私がビーガンになったのも、パートナーと出会ったことに大きく繋がっています。

-スウェーデンでの教育について教えてください。
富永:スウェーデンの大学は日本と違っていて、①整ったプログラムを選択する ②自分で好きなコースを選択する、というやり方があり、私は後者を選びました。人権への興味、自分のルーツ、日本で暮らす上での息苦しさ、差別などへの関心もあり、国際関係、外交の勉強に興味を持ちました。それに基づいて、市民社会論、平和学などの授業をとり、この当時からNGOで働くことも視野に入れていました。

では続いて、関西NGO協議会についての質問に移ります。

-関西NGO協議会での富永さんの業務は何ですか?
富永
:主に2つに分かれていて、一つは新規事業という形で海外のNGOとKNCとの接点を作るための事前準備、リサーチ業務、海外NGOのリスト化をしています。私は新規事業に就くことが好きなので、0からKNCと海外NGOネットワークを作るという、今までなかったものを作ることがとても楽しいです。団体さんによって関わり方が異なるので、試行錯誤しながらやっています。もう一つは、オンラインスタディーツアーで、0からのスタートではなかったけど、「こうした方が良いのではないか」と試行錯誤して、自発的に進めていけることが楽しいです。

-富永さんはオンラインスタディーツアーを企画されていましたが、やってみてどうでしたか?
富永:たった一人でも国際協力に関心を持つようなきっかけになったら、とてもやりがいになります。自己満足では終わりたくなく、どんなきっかけでも誰かの一歩踏み出す力や、インスピレーションになったらやってよかったと思います。「こういうイベントにもう一度参加したい」という声が多かったことがよかったです。どんなプロジェクトでもそうですが、柔軟に対応できるスキル、その経験も詰めたと感じていて、次同じような企画があるとすればもっとクオリティは上がると感じています。

-プライベートでは何をしていますか?
富永:いろんなものに手を出しています(笑)。本を読みたいけど、温泉、旅行にも行きたい。映画を見ることよりも、本を読むことの方が集中できて好きなので、図書館や漫画喫茶に籠りたいなあ(笑)。

-おわりに、今後やってみたいことは何かありますか?
富永
:そうですね、やりたいことはたくさんあるけど敢えてノープランで、タイミングや流れに任せて乗り込んでいく、という感じですかね(笑)。

担当:谷口

一覧に戻る

文字サイズ

ENGLISH