先日、職員の仲井さんが准認定ファンドレイザー試験に合格し、関西NGO協議会(以下KNC)スタッフ初となる同資格を取得しました!認定ファンドレイザーとは、日本ファンドレイジング協会がファンドレイザー(非営利団体において活動資金を集める担当者)のスキルを資格として認めるものです。以下、取得の経緯や今後の意気込みを、インターン生の石丸がインタビューで伺いました。
石丸「資格取得おめでとうございます。まず、准認定ファンドレイザーを取得しようと思ったきっかけを教えてください。」
仲井「ありがとうございます。私は、KNCに入職するまでNGO職員として働いた経験がなかったため、NPO会計などの会計関連の知識がありませんでした。私自身とKNCの課題の一つとして、JICSさんの助成を受けながら昨年度からその強化に取り組んできて、その流れで今年はファンドレイジング面に注力することになりました。資格という可視的な目標として、同じくJICSさんの助成を受けながら、准認定ファンドレイザーの資格に挑戦しました。」
石丸「ありがとうございます。今回資格取得に当たって学んだことを、今後どのようにKNCで活かしたいとお考えですか?」
仲井「資金集めだけではなく、組織としての中長期計画やその策定にも活かしたいと考えています。ファンドレイジングは、どういう組織を目指すかというところにも大きく関わる部分です。KNCの組織としてのファンドレイジングを今後より良くしていくために、資格取得にあたり研修で学んだことと試験勉強で学んだこと、その両方の知識を実践に活かしたいです。」
石丸「ファンドレイジングが組織の方向性に大きく関わるというのは、具体的にはどういう意味でしょうか?」
仲井「非営利組織としての目指す方向を考える上で、ファンドレイジングにおいて寄付や会費をどう位置づけるかは大きな要素の一つです。特にKNCは、事業実施系NGOではなくネットワークNGOと呼ばれるNGOなので、資金集め一つをとっても一般的なモデルを適用するのが難しいことがあります。そういった背景から、KNCとして最適な資金集めや組織運営について考えるうえで、ファンドレイザーの資格取得で学んだことは非常に役立つと思います。」
石丸「非営利団体やKNCならではの活かし方があるということですね。他にも本資格の取得によって期待できることはありますか?」
仲井「KNCは相談事業という形で一般の方からの相談も受け付けています。CSO(市民社会組織)の方からのファンドレイジング・資金面の相談にもより対応できるようになるという意味で、KNC職員としてのスキルアップにも繋がると考えています。」
石丸「なるほど、ありがとうございました。今後の仲井さんの活躍が楽しみです!」
執筆・インタビュー:石丸(インターン)