(写真提供:(特活)CODE 海外災害援助市民センター)武漢のロックダウンは76日間に及んだ。2か月半誰とも会えなかった人たち、感染によって強制隔離されたことで家族の死に目にさえ会えなかった数千の遺族たち。武漢では、今、多くの人にPTSDの兆候が出てきているという。そこには表には見えない一人ひとりの思いがある。ネパールでもロックダウンで仕事を失った女性たちが身を売り始めていると聞く。タイでは、赤ちゃんのミルクが買えずに若い母親が自殺をした。それは決して対岸の火事ではなく、東日本大震災の被災地では、見守り活動ができなかった事から孤独死が起きてしまった。そして、最も問題なのは、これらの事実を私たち日本人の多くが知らないことだ。今、見えている風景、今、聞こえてくる話、今知っている情報は、あくまでもごく一部である。COVID19の第2波は程度の違いはあっても必ずやってくる。この自粛期間中に自分の周りで何があったのか、誰が大変だったのか、何ができなかったのか、今一度目を凝らして足元を、世界を丁寧に見つめ直さなくてはならない。それなくして新しい日常はない。COVID19の感染は、世界188の国と地域にまで拡大し、世界の78億人一人ひとりの問題となった。それは世界と地域の問題を今まさに自分事して考えるチャンスでもある。そして世界の市民と共に手を取り合って、この危機を乗り越えていかなくてはならない。「山川異域 風月同天」。住む場所が違っていても、同じ空の下でつながっているという意味の漢詩で、1300年前にこの言葉がきっかけで鑑真は日本で仏教を広めることを決意したという。COVID19で厳しい状況にあった武漢支援の中で僕たちの合言葉になった。共同ファンド「おんなじ空の下」は、そんな思いを込めて名づけた。さあ、共にその一歩を踏み出そう!
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