ヘイトスピーチの被害にあったら、日本ではどのように人権が回復されるでしょうか。
「…チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります
…」。これは、2016年に、国連女性差別撤廃委員会(CEDAW)で日本政府の報告書が審査された際に
、現地で参加していたマイノリティ女性たちについて杉田水脈氏がSNS上で発信した発言です。この発
言などが差別的でありヘイトスピーチであるとして、2023年になって被害を受けたアイヌ女性と在日コ
リアン女性が札幌と大阪の法務局に人権侵犯の申立をし、法務局は今秋、申立の一部を「人権侵犯」と
認定しました。申立人たちにとって、一定程度、評価できる認定ではあったものの、人権を救済すると
いう観点からは多くの課題を感じる経験でした。
2024年10月には、CEDAWの第9回日本政府報告書審査があります。マイノリティ女性たちはなぜジ
ュネーブまで行ったのか。地方法務局への申立は具体的な人権救済に結びつくのか。今回の申立にかか
わった関係者に登壇いただき、経験と課題を共有し、 侵害された人権を救済するために必要な制度と進
むべき方向を一緒に考えましょう。皆さまの参加をお待ちしています。
開催日:2024年2月3日(土)午後2時~4時30分(受付:午後1時30分から)
◆スピーカー: 師岡 康子さん(弁護士、外国人人権法連絡会事務局長)
多原 良子さん((一社)メノコモシモシ代表、札幌法務局への申立人)
金 英 哲[きむ よんちょる]さん(弁護士、大阪法務局への申立の立会人)
◆開催方法: 対面およびZOOMによるオンラインの併用
◆対面会場: HRCビル 4階会議室 (大阪市港区波除4-1-37)
最寄り駅:大阪環状線・大阪メトロ「弁天町駅」徒歩約15分
https://map.yahoo.co.jp/v2/place/zxkoGLaeSUs
◆資料代: 500円
◆定員: 対面40名、オンライン50名(いずれも要申込)
◆参加申込: Peatix(https://24-2-3symposium.peatix.com)
※手話通訳をご希望の方は1月27日(土)までに
Peatixの参加申込時にその旨、ご記入ください。
共催: (一財)アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)、反差別国際運動(IMADR)
後援: (特活)関西NGO協議会
ヒューライツ大阪 TEL 06-6543-7003 FAX06-6543-7004
webmail[a]hurights.or.jp ([a]を@にかえてください)