ロシアのウクライナ軍事侵攻からまもなく3年。
戦況が長引く中、国内避難民は今も約370万人にのぼり、インフレ率も30%に達するなど、困難は深まっています。
しかし、この危機的な状況への関心は、残念ながら薄れゆく一方です。
特に厳しい状況にあるのは、戦地である東部地域から逃れてきた女性、子ども、高齢者です 。
徴兵により働き手を失い、育児や介護のために働きたくても働けない女性たち。身寄りのない高齢者。
この冬、私たちは「誰も取り残さない」ための新たな挑戦を続けます。
ウクライナ西部で進む「総合福祉センター」の建設と、命をつなぐ「食料支援」 。
その歩みを、支援の最前線で活動するハンガリー事務所長のコーシャが、日本の皆様に直接お伝えします。
日時: 2025年11月25日(火) 20:00~21:00
場所: オンライン(Zoom)
参加費:無料 アーカイブ配信あり(お申込みいただいた方にURLを後日お送りいたします。)
【イベントについて】
今、テラ・ルネッサンスはウクライナ西部で、二つの重要な支援を進めています。
1. 「総合福祉センター」の建設
ウクライナ西部ベレホヴェ市に、託児所、介護施設、厨房などを備えた「総合福祉センター」を建設しています 。これは、育児や介護のために働くことを諦めていた女性たちが、安心して子どもや高齢者を預け、仕事に行ける環境をつくるための挑戦です 。
2. 命をつなぐ「食料支援」
インフレと物価高騰の中、最低限の暮らしを維持するため、7か所のキッチンポイントで「食料支援(炊き出し)」を継続しています 。週2回提供される温かい食事が、多くの避難民や高齢者の命綱になっています 。
今回のイベントでは、ハンガリー事務所長のコーシャが登壇。 なぜ今、この2つの支援が必要なのか。円安やインフレの影響を受けながらも 、私たちが「今」やらなければならないこと、そして皆様からの支援がどのような力になるのか、現地の声と共にお伝えします。
■冬季募金キャンペーン2025 『紛争を、終わらせる。 ~その歩みを止めないために~』
本イベントは、上記キャンペーンの一環として開催するチャリティーイベントです。
より多くの方に現地の「今」を知っていただくため、参加費は無料としておりますが、イベントの最後に冬季募金(チャリティー)のご案内をさせていただきます。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
【こんな方におすすめです】
・国際協力や平和構築の「リアルな現場」を知りたい方
・ウクライナの「今」と、現地の人々の声に関心がある方
・自分の寄付や支援が、どのように現地で活かされるのか具体的に知りたい方
・テラ・ルネッサンスの活動を応援してくださっている、または関心のある方
・社会のために、何か自分にできることを見つけたいと思っている方
【登壇者プロフィール】
コーシャ バーリン・黎
海外事業部 ハンガリー事業 ハンガリー事務所長
ハンガリー生まれ。母が日本人、父がハンガリー人の家庭で育つ。学生時代に起業し、ハンガリー外務省や政府公的機関などに勤務。外交官として日本に13年間駐在した経験も持つ。ウクライナ情勢の緊迫化を受け、「自分に何かできないか」と模索していた際、テラ・ルネッサンスと出会う。2022年3月より現地責任者として、ハンガリーおよびウクライナでの支援活動の立ち上げから現在までを牽引。
お申し込み:以下のリンク(Peatix)よりお申し込みください。
https://ukraine2025terra.peatix.com/
(開催前日までに視聴用URLをお送りします)
<お問合せ>
認定NPO法人テラ・ルネッサンス
TEL:075-741-8786
メール: contact@terra-r.jp
