毎月100名以上が飢餓で命を落としていたウガンダ北東部・カラモジャ。
絶望的な状況を前に田畑は「住民がこの乾いた大地で農業を営めば、彼らは自らの手で命と暮らしを守る事ができるのではないか」と考え、灌漑農業支援を開始しました。
しかし、そこで田畑が目にしたのは、国際協力をめぐる利権争い、政治の腐敗、援助と経済や軍事の癒着、など数々の根深い社会矛盾でした。そんな環境のなかでも、田畑はカラモジャの人々の命と暮らしに正面から向き合ってきました。
現場の最前線で出会った国際協力の光と影を赤裸々に綴った『荒野に果実が実るまで』。当日は、この物語の裏側と彼自身が出版に秘めた想いを語ります。
そう聞くと、
「遠いアフリカのことを話されても…」「日本の私たちの生活だって大変だし、アフリカを支援している場合じゃない」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
日本にも問題が山積みのなかで「なぜ今アフリカについての本を書くのか」。
イベント後半には、10年間にわたってテラ・ルネッサンス国内での広報・ファンドレイジングの中核を担ってきた現ワトナス代表・デザイナーの小田起世和を交えてこの問いを参加者の皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
日時:2025年7月3日(木)18:30~20:30(開場18:00)
・会場:Bazaar Cafe (バザールカフェ)
・定員:30名程度(予定)
・参加費:
・参加費+書籍1冊+ワンドリンク付き
大人 2,500円
学生 2,000円
・参加費+ワンドリンク付き
大人 1,500円
学生 1,000円
※書籍は会場でも定価 1,243円(税込)で購入できますが、お申込み時の「書籍購入セット」の方が少しお得に購入いただけます。
【こんな人におすすめ】
・学生から社会人まで興味を持ってくださった方は誰でもご参加いただけます。
・国際協力・アフリカに興味がある人
・NPO/ NGOの活動に興味がある人
・日本の社会課題に関心がある人
・農業や食料問題に関心がある人
・「本を通して世界を見る」ことに惹かれる人
・進路やキャリアに悩んでいる学生
登壇者紹介
田畑勇樹(たばた・ゆうき)
1998年、大阪府生まれ。2022年3月に京都大学農学部食料・環境経済学科を卒業。同年4月、認定NPO法人テラ・ルネッサンスに就職。海外事業部職員としてウガンダに駐在。2024年に第22回開高健ノンフィクション賞最終候補作に今作『荒野に果実が実るまで』が選ばれる。現在もウガンダで最貧困層を対象とした農業支援に従事。(活動の詳細)
【登壇者著『荒野に果実が実るまで~新卒23歳 アフリカ駐在員の奮闘記~』作品紹介】
不可能と言われたウガンダ灌漑プロジェクト。
23歳若者の挑戦
大学卒業と同時にNPOに就職しウガンダに駐在した筆者は、深刻な飢えに苦しむ住民たちの命の危機に直面。
絶望的な状況を前に、住民たちがこの荒野で農業を営めば、胃袋を満たすことができるのではないかと思い立つ。
天候とのたたかいや政治家たちの妨害など、さまざまな困難に直面する筆者。
当時の手記を元に援助屋のリアルを綴った奮闘記である今作は、2024年第22回開高健ノンフィクション賞最終候補作にも選ばれる。
「不可能なんて言わせない」、飢餓援助の渦に飛び込んだ23歳が信じた道とは?
集英社作品紹介ページ より
協力者・協力団体紹介
・小田 起世和 (おだ・きよと)
ワトナス 代表・デザイナー
1988年生まれ、長崎県出身。デザイン会社を経て、2014年に認定NPO法人テラ・ルネッサンスへ入職。広報ファンドレイジングを担当し、チーム体制によるファンドレイジング基盤の構築とともにマンスリーサポーターへの注力などから財務改善に貢献。2024年よりNPO/NGOを対象にデザインに立脚した広報ファンドレイジング、ブランディングを支援している。https://watonas.design/
下記サイトよりお申し込みください。
(外部サイトに遷移します。)
https://kyoto0704ytbook.peatix.com/
お申込み・注意事項
お申し込みはPeatixからお願いいたします(このページ上部の「チケットを申し込む」ボタンより)
会場スペースの都合上、定員に達し次第締め切らせていただきます
本イベントはリアル開催のみで、オンライン配信は予定していません
イベント中の写真撮影が入る可能性があります(撮影NGの方は事前にお知らせください)