ウータン・森と生活を考える会
STOP!森林破壊バイオマス発電〜気候正義の実現に向けて、Z世代がいま伝えたいこと〜
昨年開催されたCOP26では、脱石炭が国際的に合意され、2030年までに森林減少を食い止めるための「森林と土地利用に関するグラスゴー首脳宣言」が発表されました。
しかし日本では、バイオマス発電が「カーボン・ニュートラルな再生可能エネルギーである」という誤解が蔓延し、多くの発電所が建設されようとしています。今増えている、輸入燃料を使う大規模なバイオマス発電には以下の問題があります。
・石炭火力発電よりも高い温室効果ガス排出係数
・燃料生産地での森林破壊や生物多様性の損失
・建設地の地域住民の健康被害
スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんの呼びかけにより世界中で行われている気候アクション「Fridays For Future(FFF)」に賛同し、仙台で活動するユースメンバーは、住友商事など日本が関わっている輸入バイオマス発電計画への反対を現地で訴えてきました。
これらの問題を、「脱石炭」のように「脱バイオマス」ムーブメントにつなげ、気候正義を実現させるために私たちに何ができるかを、FFF Sendaiで活動するZ世代を迎えて一緒に考えます。
ゲスト登壇者:
池澤美月(いけざわみつき)さん 東北大学教育学部3年生
鴫原宏一朗(しぎはら こういちろう)さん 東北大学法学部4年
【Fridays For Future Sendaiについて】
Fridays For Future は、2018年、当時15歳だったグレタ・トゥーンベリがスウェーデンの国会前で気候変動対策の不十分さに抗議したことをきっかけに世界中に広まった若者のムーブメントです。世界中に拠点があり、のべ1000万人以上が参加しています。気候正義の実現のため、気候変動を引き起こすシステムや、環境破壊による人権侵害に対して抗議しています。Fridays For Future Sendaiは2019年9月より活動をはじめ、地域における環境問題に取り組むことを中心に、海外の運動との連携しながら、グローバルな気候正義の実現を目指しています。
■開催概要
1.京都会場(オンラインとハイブリッドで開催します)日時:2022年2月25日(金)19:00〜21:00
場所:キャンパスプラザ京都第一会議室
京都市下京区西洞院通塩小路下る東塩小路町939
京都市営地下鉄烏丸線、近鉄京都線、JR各線「京都駅」下車。徒歩5分。
https://www.consortium.or.jp/about-cp-kyoto/access*会場は、感染対策の換気のため、暖房が効きにくくなっています。
■主催・協力
主催:ウータン・森と生活を考える会
協力:グローバルジャスティス研究会、京都・水と緑をまもる連絡会、気候ネットワーク、
(予定)Fridays For Future Kyoto、Fridays For Future Osaka
*コロナ感染状況次第で内容が変更になる可能性があります。
*本学習会は地球環境基金の助成を受けて開催します。