KANSAI-SDGs市民アジェンダ 第10回分科会・勉強会開催

第10回分科会・勉強会テーマ「SDGs ・万博・夢洲」を開催しました!

3月26日に梅田Visions LoungeでKANSAI-SDGs市民アジェンダの第10回目となる分科会・勉強会を開催しました。今回は新型感染症の感染拡大を考慮して、いつもよりも少人数で勉強会の形での開催となりましたが、大学院生やNGO・NPO関係者、教育関係者などおよそ15人が参加しました。今回は、(特活)AMネット事務局長の武田かおりさんが発題者となってくださり、「SDGs・万博・夢洲」というテーマでお話をしていただきました。

分科会の様子

持続可能な未来を見据えた万博を開催するために

2025年に開催されることが決定している大阪万博。その会場の候補地として上がっている夢洲は関西の物流の中心拠点であるだけでなく、絶滅危惧種の渡り鳥が営巣するなど生物多様性のホットスポットにもなっている場所です。

夢洲で万博を開催するには立地やインフラの状況の問題点、夢洲が物流・観光両方の拠点を担う事によってどちらもうまく機能しない可能性など様々な問題が山積みです。2025年大阪万博はSDGs達成に貢献する万博というコンセプトを掲げる一方、SDGsと夢洲の両方を見据えた議論が欠けていることが紹介されました。

発題者の武田かおりさん((特活)AMネット)

SDGsのゴール11は「住み続けられる街づくりを」ですが、夢洲は埋立地ということもあり、地盤沈下の可能性や台風や地震などの自然災害に対する脆弱性も指摘されています。このようなことが具体的に議論されないまま、そして市民に対して十分な説明責任が果たされないまま夢洲での万博開催が既成事実化されようとしている状況に武田さんは警鐘を鳴らします。

また、2025年の大阪万博の議論とセットになっているのがカジノを含むIR(統合型リゾート)建設の問題です。市民や市民団体がIR建設やカジノ誘致に対して反対を表明しています。

私たちができること

様々な重要な議論がなされないまま進んでしまっている万博開催の議論。私たちが取ることができるアクションについても武田さんは紹介してくださいました。市民として大阪市や博覧会協会に対して環境アセスメントの充実を求めたり、BIE(博覧会国際事務局)へ対して意見を表明していくことができます。

参加者の皆さんと一緒に

大阪で開催されることが決定している2025年の万博はSDGs達成年の2030年まで残り5年というタイミングで開催されます。この万博を開催することでSDGs達成に勢いをつけることができるのでしょうか。開催が決定したからには、SDGsを視野に置いた議論を深めてよりよい形で万博が実施されるように、私たち市民がこの課題を注視し、意見を表明していく必要があります。

KANSAI-SDGs市民アジェンダはSDGs達成に向けて市民が議論し行動を起こす場です。これからも市民の目線で様々な社会問題について学び、アクションを起こしていきたいと思います。

(報告者:岩根あずさ)

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