KANSAI-SDGs市民アジェンダ 第2回分科会 開催

第2回分科会 テーマ「災害」

「災害は元々あった地域の問題を露呈させる」といわれ、「災害はSDGsの17のゴールすべてにつながる」といえます。KANSAI-SDGs市民アジェンダ第2回分科会は10月27日に大阪YMCAで開催されました。NPO・NGO関係者だけでなく、学生や企業、教育機関関係者など多様なバックグラウンドから25人が参加しました。

災害とSDGsについてお話しする吉椿さん

 

今回は、吉椿雅道さん(CODE海外災害援助市民センター事務局長)に発題者となっていただき、災害に対する平時の取り組みや人の努力による減災(災害は減らすことはできないが、被害を減らすこと)社会の実現についてお話いただきました。また、SDGsの前文が掲げる「誰ひとり取り残さない」社会の実現のためには、様々な支援から取り残される可能性のある「最後のひとり」という視点を大切にしなくてはならないことを学びました。

災害が起きたらどうなってしまうのか?

「わたしが描く2030年のKANSAI」テーマ:災害・減災を掲げる参加者の皆さん

講義の後、グループに分かれてワークを行いました。参加者の皆さんは「災害が起きたら自分やその活動がどうなってしまうのか、そのためには平時何をやらなくてはいけないのか」というテーマで議論をし、議論であがったキーワードの中からSDGsとつながりのあるものを選びました。今年はこの関西でも災害が多かったことから、自分事として実感のこもった話が多くあがりました。

また、災害時の外国人や障がい者問題や防災教育(意識)の質の向上、助け合いなどの声が多くあがり、次回の分科会のテーマ「多文化共生」や「教育・子ども」につながる意見を聞くことができました。

(報告者:岩根あずさ)

タイトルとURLをコピーしました