G20大阪市民サミット【地域社会・SDGs分科会】を開催しました

G20大阪市民サミット【地域社会・SDGs分科会】を開催しました

G20大阪市民サミットは、G20サミット開催にあわせてサミット開催地である大阪で6月25日26日の二日間にわたり開かれました。G20サミットは私たちの生活からは遠い会議なのではなく、私たちの生活にかかわりのある会議であるという思いのもと、大阪や関西、日本各地さらには海外からの市民社会が参加し、これからの社会や世界に向けて市民の声を発信しました。2日間での参加者は延べ約600人が参加しました。

G20大阪市民サミット全体宣言のグラフィックレコーディング

地域社会・SDGs分科会について

これまで関西NGO協議会はKANSAI-SDGs市民アジェンダとして、計6回の分科会からSDGsのゴールに関連する様々な課題について、関西地域に暮らす市民の皆さんと考えてきました。このような地域の中でSDGs達成を目指した活動は関西地域だけでなく、日本各地で行われています。今回はG20大阪市民サミットの分科会として、このような地域からSDGs達成を目指す活動が繋がり、そして広がっていくことを目指した分科会を行いました。

地域社会・SDGs分科会には約90名が参加しました。これまでのKANSAI-SDGs市民アジェンダの取り組みも含めて、地域からSDGs達成を目指して活動してきました。このような取り組みは北海道での取り組みに触発されたものです。分科会前半では、全国に先駆けて地域でのSDGs達成目標作りに取り組んだ北海道の事例を紹介し、関西の動きとの違いや共通点を探りました。分科会後半では日本各地(北海道、富山、岡山、沖縄)でのSDGs達成に向けた取り組みに関する状況報告を行いました。

パネルディスカッションの様子

分科会のプログラムおよび登壇者

(敬称略)

■開会のあいさつ
―関西NGO協議会代表理事 三輪敦子(AMネット)

■オープニングスピーチ
キーノート1
―さっぽろ自由学校「遊」事務局長 小泉雅弘
キーノート2
― 開発教育協会・関西NGO協議会監事 岩﨑裕保

■パネルディスカッション
コーディネーター SDGs市民社会ネットワーク事務局長 新田英理子
アジア協会アジア友の会副事務局長 熱田典子
―沖縄NGOセンター代表理事 玉城直美
― 岡山NPOセンター代表理事 石原達也
― さっぽろ自由学校「遊」事務局長 小泉雅弘
― 環境市民プラットフォームとやま(PECとやま)副事務局長 堺勇人

■フロアセッション
AMDA社会開発機構 山上正道 他

■閉会のあいさつ
―関西NGO協議会理事 吉椿雅道(CODE海外災害援助市民センター)

地域からSDGs達成を目指すとは?

SDGsが掲げる目標は国際社会の課題のように捉えられがちですが、地域社会や日々の生活に関わる課題でもあります。例えば、関西や大阪では格差や貧困、マイノリティに関する課題は私たちの身近な課題です。

これらの課題を人ごととするのではなく、自らの足元から課題解決に向けて動き出すことこそがSDGsの目標達成に向けて必要なステップであることを、今回の分科会では確認することができました。また、それぞれの人の多様性を尊重することでより豊かな社会が形作られていくように、地域ごとの特色や多様性を反映させた形で議論を行うことも必要です。

SDGs達成に向けてのこれから

これまでのKANSAI-SDGs市民アジェンダの取り組みや、日本各地の地域でのSDGs普及促進の活動が共通して実感していることが、SDGsという言葉についてはある程度広く認識されてきたということです。一方で、SDGsはオリンピックや万博といった大きなイベント、さらにはビジネスと結び付けられていることが多く、2030年までに目指すべき社会、世界の姿としてSDGsが掲げる包摂性などの市民生活に直結する部分についてはさらに理解を深めていく必要があります。

そのためには、SDGsの目指す社会の姿に関する市民が主体となった議論の深まりが今後さらに必要です。また、「SDGsという言葉について知る」ことから、「SDGs達成に向けて実践やアクションにつなげていく」ことが必要であることも分科会では確認されました。

分科会会場にはたくさんの人が詰めかけました

KANSAI-SDGsの今後の動き

KANSAI-SDGs市民アジェンダでは今後も、地域からのSDGs達成に向けて分科会を開催したいと考えています。特に、これまで扱ってこなかった格差や貧困の問題、マイノリティの人々を取り巻く課題についてなど、市民の皆さんと議論し、考えを深める機会を作っていきたいと考えています。

さらに、今回G20大阪市民サミット分科会「地域社会・SDGs」を開催したことによって、地域での多様なSDGsの取り組みの様子についての情報交換をすることができました。このような、取り組みの多様性が繋がり、広がることで豊かな市民社会の基盤が作られていくと考えています。今回できた繋がりを大切にして、今後の活動へと活かしていきたいと思います。

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