G20ユースサミット開催報告

SDGs達成に向けて若い世代も活発に活動を行なっています。
Japan Youth Platform for Sustainability (JYPS)さんからの活動報告をご紹介します!


G20ユースサミットの目的

2019 年6月22日・23日、神戸市外国語大学にて、G20ユースサミットが開催されました。これは、翌週に開催されるG20首脳会合に先立ち、ユースの意見を適切に集約するとともに、ユース同士のパートナーシップを促進するという目的の下に開催されました。のべ200人以上の参加者とともに、幅広く社会課題について考える機会を持ちました。

G20ユースサミット集合写真

1日目 交流の大事さ

G20ユースサミットは、2日間にわたって開催され、1日目は「幅広い社会課題を知る・課題解決のアクションに向けてつながる」をテーマに、開会式や多様な団体によるポスター展示・ワークショップが行なわれました。久元神戸市長や武内IGES理事長が登壇された開会式では、社会問題を解決する上では若い世代との連携がさらに必要であるとともに、より多くのユースが自身の関心に従って活動をする必要があることが話し合われました。ワークショップでは、20以上の若者団体が、気候変動やジェンダー、ビジネスなど多種多様な企画を行い、多くの参加者と主催者が交流することができました。特に、高校生も自ら抱いた問題意識から社会課題について学習した内容に基づき、ワークショップを開催できたことは、高校における教育という観点からも有意義なものであったと思います。

SDGs for Schoolの開催によるワークショップ

2日目 考えの共有

2日目は、「社会課題を深く考察する・自分事として捉える」をテーマに、13の社会課題に関する分科会が開催されました。登壇者は、各分科会のテーマに関連する知識を提供し、そして掘り下げるだけでなく、普段の自身の活動と結びつけて、分科会参加者とも相互に交流することで、より深い議論をリードしました。参加者もこれだけ多くのユースが積極的に活動をしていることを知ることができ、社会課題ごとに、多くのパートナーシップを生み出すことが出来ました。

“女性の活躍”に関する分科会

これら、2日間のイベントで得られた問題意識や知見、また登壇者や参加者の意見を元に、G20ユースサミットの成果として、「G20YSユース宣言」を作成しました。宣言文は、前文と気候変動や女性の社会活躍、労働、教育などの社会問題に対してのユースの意見により構成されています。この宣言文をもとに、市民社会主催のG20に伴う「G20大阪市民サミット」にて、今回のG20ユースサミットの報告をすることができました。

G20大阪市民サミットにて報告を行う事務局員の新

(報告:佐井以諾)

 

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