ユースが考える社会のあり方 アドボカシーワークショップ

SDGs達成に向けて若い世代も活発に活動を行なっています。
Japan Youth Platform for Sustainability (JYPS)さんからの活動報告をご紹介します!


「 ワン・ワールド・フェスティバル for Youth2018」は、関西NGO協議会が主催した、若者へ向けた社会問題やSDGsに関するイベントです。2030年に向けて、次世代を担う多くの高校生や大学生達が本イベントに参加し、社会問題やSDGsに関するさまざまな催しや展示会が行われました。

若者とSDGs

ワンフェスユース2018でJYPSは「若者とSDGs」という題を掲げ、そもそもSDGsとは何なのかについての説明を行い、どの様に若者がSDGsの達成度や進捗状況に対して声を挙げることができるのか、アドボカシー(政策提言)という方法を紹介するワークショプをしました。

前半のSDGsに関する講義の様子

アドボカシー、すなわち「人々が声を挙げる、そしてそれを公正に平等に取りまとめて政策に反映させる」ことを行うことの大前提は ”大きな声” を作ることにあります。 そのため、若者が「声を挙げて意見しても良いんだ」と思う環境や気付きを得ることを今回の講座の目的としました。

SDGsとアドボカシー講座を行った後、教育とジェンダーという題で、ワークショップを行いました。「まずは声を挙げる」という観点から、教育とジェンダーを取り巻く問題についてワークショップを行ないました。ワークショップではいつも自分が日常で感じている事について些細なことでも意見に出し、さらに実際に起こっている事を付箋に書き出してもらいました。最後に参加者全員の意見を分析し、結果を全体で共有しました。 共有した意見の中には、学問と部活動の両立についてや、授業の内容に関してなどがありました。

ワークショップで書き出した付箋の例

若者が声をあげられる社会へ

共有の中で、参加者の高校生や大学生が教育を受けている中で些細な意見だと発信していなかったことも、多くの人が共感することで、大きな声につながることが今回分かりました。

自分だけの意見だと思っていても、共有すると同じ考えを持つ人は数多く存在している。その気づきから参加者の人たちは、解決しなければならない問題に対して意見を表明し周りの人たちと共有することで、説得力が増したり、影響力を持つことが出来るようになる実感が持てたと思います。

チームで意見を共有している様子

多くの学生が今回のワークショプに参加し、今後のJYPSの活動に賛同してくれました。今回の参加者は約50名以上にのぼり、半数以上の参加者がJYPSのメーリングリストへ登録してくれました。

これにより、より多くの方々が翌年のJYPS主催G20Youth Summitにて活動や参加をしてくださりました。

(報告:加戸 菜々恵)

 

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