第1回分科会 テーマ「人権・ジェンダー」
関西SDGs市民アジェンダ作り、第1回目はテーマを「人権・ジェンダー」として9月11日に大阪聖パウロ教会会議室にて開催しました。企業、教育、NPO・NGOなどの関係者や学生などおよそ30人が参加しました。
第1回の分科会のテーマは「人権・ジェンダー」です。冒頭で、「KANSAI-SDGs市民アジェンダ」全体コーディネーターの岩崎裕保さん(開発教育協会)から「市民が意思決定に関わること」の大切さが紹介されました。
今回はヒューライツ大阪の三輪敦子さんに発題者になっていただき、SDGsの前文にある「誰一人取り残さない」について人権とジェンダーの視点から、それがどのような意味を持っているのか、現在の主要な課題は何なのかということについて学びました。その後、参加者の皆さんグループに分かれ、「人権・ジェンダー」に関しての課題や、どのような取り組みを進める必要があるかを自由にディスカッションしました。
SDGsの掲げる課題の背景にある問題について学ぶ
SDGsが掲げる課題の背景には経済的エンパワメント、ジェンダーに基づく暴力、性と生殖に関する健康と権利など様々なジェンダーに関わる問題があります。そして、それらの問題が一人ひとりの人を周縁化させてしまうことに問題があることを学びました。
人権やジェンダーというテーマは「ちょっと触れにくい」と感じる人もいるかもしれません。今回の分科会では、フラットな雰囲気で、当事者や当事者に近い場で活動されている皆さんがジェンダーについて自由に話す機会となりました。
このような活動を通して人権やジェンダーの問題が身近なものに感じられるようになっていくプロセスも、アジェンダ作成では大切にしたいと思っています。
(報告者:岩根あずさ)