こんにちは、関西NGO協議会インターンの鈴木です。
私は、2015年10月17日に特定非営利活動法人アクセス-共生社会をめざす地球市民の会が主催する
「働くPLUS Vol.3~カフェイベント オトナ女子の国際協力きっかけづくり~」に行ってきました。

アクセス①

イベントのちらし(写真:アクセスのホームページより)

NPO法人アクセスとは、フィリピンと日本で貧困問題に取り組む、京都生まれの、国際協力NGOです。貧困のない、基本的人権の尊重された平和なアジアをつくりあげることを目的として、活動しています。日本での主なプロジェクトとして、フィリピンで行っている生計支援プログラムで生産された商品を販売するフェアトレード事業や、発展途上国における貧困の現状や貧困の生まれる原因などを伝える開発教育事業を行っています。また、子ども1人の1年間の就学を支え、卒業を応援するサポーター制度も実施されています。

今回のカフェイベントでは、特定非営利活動法人アクセス事務局の野田沙良さんにプレゼンテーションをしていただきました。また、その他に「翻訳体験」と「フィリピンの子どもの一日の過ごし方を考える」というワークショップを体験しました。

フィリピンでは、3割の子ども達が小学校を卒業できないという現状があります。その状況を改善するために、特定非営利活動法人アクセスでは「奨学金サポーター」という制度があります。この制度は年間15,000円(週300円)の寄付をすることで、フィリピンの子ども1人の1年間の就学を支え、卒業を応援する制度です。2015年度は、197人に奨学金支給が行われました。

アクセス②

翻訳体験(写真:アクセスのホームページより)

この制度をより充実させるための企画として、フィリピンの奨学生から届く手紙や資料を翻訳するボランティアがあります。その手紙には、子ども達やその両親から奨学金サポーターに向けて、とても心がこもった文章が書かれていました。手紙を訳していく中で、この手紙の子がどのような中で生活しているのか、どのような事に興味を持っているのか、また勉強をできる環境があることへの喜び、感謝の気持ちを感じる事ができました。

フィリピンの子どもの一日を考えるワークショップでは、何枚かの写真を並び替えて、子どもの一日を知る体験をしました。ワークは3グループに分かれて行いましたが、すべての写真を順番通り並べることができるチームはありませんでした。子ども達は学校が終わり、日が暮れるまで家で勉強し、日が暮れると家の中が暗いので、家族の手伝いをするような生活を過ごしています。兄弟がいるような子は、弟や妹の面倒をみることや両親の仕事を手伝うなど、勉強以外にも様々な事をしています。日本の子ども達とは違い、勉強がしたくても日が暮れるまでしか勉強ができない子どもたちがいるという現状を知りました。

アクセス③

ワークショップ(フィリピンの子どもの一日の過ごし方を考える) 【写真】インターン鈴木 撮影日:10月17日 場所:喫茶うずら

フィリピンの一部では、「スモーキーマウンテン」と呼ばれるゴミ山が存在します。山積みになったゴミが自然発火して常に煙を上げていることから、そのように呼ばれるようになったとも言われています。貧困層の人たちは、トラックで運ばれてくるゴミの中から換金できそうな鉄やビンを拾い、お金に換え、そのお金を生活費に充てて生活しています。ゴミを拾う人(スカベンジャー)の中には、お金に換えられるものを探そうとして、次のトラックからのゴミに埋もれて亡くなってしまうケースもあるそうです。また、ファーストフード店のゴミの中から食べられる食材を探し、再調理して食べている人もいるそうです。

この話を聞いた時に、私は日本での生活を振り返ってみることにしました。例えば、スーパーなどで安価に売られ、買うことのできる食べ物は数多くあります。その食材のほとんどが、海外からの輸入された食材です。100円程度で売られている揚げた白身魚や、ワンコインで食べることのできる回転寿司のマグロなど、私たちが日々買っている食べ物の背景には、さまざまな人が関わっています。日本では安価で食べられる食べ物であったとしても、その食べ物をとるために、働いている途上国の人がいるということを考えてみると、日本での当たり前は当たり前ではないことに気がつきました。

私はこのイベントに参加するまで、国際協力というのは海外に行って支援活動をすることや、日本の中でNGO・NPO組織に所属しボランティア活動をすることだけというような、偏った考え方で捉えていました。それだけではなく、今ある食べ物に感謝し残さずに食べるというような、毎日の生活の中でも国際協力はできるのだと初めて感じました。毎日生活をする中で、自分のライフスタイルに合った国際協力を今後もしていきたいと感じ、とても貴重な経験になりました。

イベント当日の様子(特定非営利活動法人アクセス事務局の野田沙良さんによるプレゼンテーション)

アクセス④

【写真】インターン鈴木 撮影日:10月17日 場所:喫茶うずら

~アクセスについてもっと知りたい方~
(特定非営利活動法人アクセス-共生社会をめざす地球市民の会)
①Web サイト:http://www.page.sannet.ne.jp/acce/index.html

②Facebook:https://www.facebook.com/accessPhilippinesJapan

③プロジェクト記事:http://www.ganas.or.jp/20151106access/

関西NGO協議会インターン鈴木琴稀