こんにちは、関西NGO協議会インターン・谷川です。

私は、8月30日に開催された、
「アクセスしゃべり場 出会って、語って オルタナティブな世界へ踏み出そう!【第1回】貧困の原因って?」に参加しました。

 特定非営利活動法人アクセス‐共生社会をめざす地球市民の会は、日本とアジアの市民の相互交流や支援をすすめ、アジアにおける市民のネットワークを広げていくことを通じて、 貧困のない、基本的人権の尊重された平和なアジアをつくりあげることを目的とした国際協力NGOです。

 今回のイベントでは、アクセスが活動しているフィリピンの貧困問題をテーマに、
グループでのディスカッションや、アクセス常務理事の森脇祐一さん、理事の崎山 政毅さん (立命館大学 教授)のお話を通じて、参加者それぞれが「フィリピンの貧困の原因」について考えました。

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【アクセス常務理事の森脇さん 撮影:インターン谷川 撮影日:2014年8月30日 場所:喫茶うずら】

 フィリピンでは、貧富の流動性が少なく、生活の“質”に激しい格差があり、現在でも560万人ものこどもたちが非就学であるそうです。また、都市貧困地区であるスモーキーマウンテン(ゴミ捨て場周辺コミュニティ)で暮らす人々は、ゴミの中からリサイクル可能なものを拾い、換金して収入を得ています。しかしながら、丸一日働いても十分な生活費を得ることはできず、そのため、子どもたちの多くは学校に行かずここで働いています。周囲にはゴミが散乱しており、その破片や雑菌によって、怪我や病気も多いといいます。

 

【グループワーク発表の様子 撮影:インターン谷川 撮影日:2014年8月30日 場所:喫茶うずら】

【グループワーク発表の様子 撮影:インターン谷川 撮影日:2014年8月30日 場所:喫茶うずら】

【グループワークの様子 撮影:インターン谷川 撮影日:2014年8月30日 場所:喫茶うずら】

【グループワークの様子 撮影:インターン谷川 撮影日:2014年8月30日 場所:喫茶うずら】

 グループワークでは、参加者一人ひとりが貧困の原因について考え、意見を出し合いました。参加者各々が考える「貧困の原因」を書き出したふせんを模造紙に貼り付け、グループのメンバーで話し合いながらまとめていきました。「社会の仕組み」「教育」「差別」などたくさんの意見があげられました。

 

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【アクセス理事の崎山さん 撮影:インターン谷川 撮影日:2014年8月30日 場所:喫茶うずら】

 フィリピンでは大土地所有制が農村の貧困の大きな原因になっていること、都会に職を求めても、労働力を吸収できるだけの十分な産業が発展しておらず、雇用を必要としている人の数に比して国内での雇用が少ないこと、こうしたことの背景には長い間スペインや米国の植民地支配を受け続けてきた歴史的な要因があること、現在も先進諸国から大きく影響を受けていることなど、貧困の背景には、構造的・歴史的な問題がありました。
人の可能性・創造性が活かされず、奪われているという状況が存在し、これは、個人ではなく社会の問題であり、本人のがんばりを支えていくと同時に社会の構造を変えていく必要があるとのことでした。

 貧困者は「何もできないただの弱者」では決してない、現状を変えていく力を持っている。最後に森脇さんがおっしゃったこの言葉がとても印象的でした。

 私たちに何ができるのか、解決のためどうあればいいのか、貧困の原因とともに自分たちのことについても考える機会となりました。

 イベントの後には、希望者での交流会がありました。食事をとりながら、崎山さん・森脇さんからフィリピンや他国のお話をお聴きしたり、参加者どうし連絡先を交換したりと楽しく盛り上がりました。

 アクセスは、イベントなど国内での活動にも力を入れています。フィリピンや貧困問題に興味を持った方、ぜひアクセスのイベントに参加して、直接お話を聴いてみてはいかがでしょうか?

 

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