関西CSネットワークフォーラム2014
「流通するソーシャルプロダクツ・フェアトレード商品を考える」 終了のご報告

2014年10月11日(土)、大阪市立大学文化交流センターホール(大阪駅前第2ビル6階)にて表題のセッションを関西NGO協議会・大阪市立大学大学院創造都市研究科と共催で開催いたしました。

当日は、関西の企業やフェアトレード業界から20名、協議会加盟団体関係者が25名、また学生や大学関係者、NGO/NPO関係者などを含め約60名の方に御参加いただきました。

ネットワークフォーラムの様子

ネットワークフォーラムの様子

当日セッションのプログラムは以下の通りです。

ご挨拶  大阪市立大学教授柏木宏、(特活)関西NGO協議会代表理事清家弘久

講演 1)「ヨーロッパのフェアトレード流通事情」
小吹岳志(フェアトレードサマサマ代表、オイコクレジット・ジャパン)

2)「買いたくなるソーシャルプロダクツ・フェアトレード商品」
中間大維(サイトヤラカス館SoooooS.カンパニー代表)

関西 NGO協議会加盟団体及び株式会社Kurokawaによる事例紹介

①テラ・ルネッサンス
「ウガンダのゴマ&シアバターで元子ども兵の社会復帰支援活動を応援する仕組み」

テラ・ルネッサンス 「ウガンダのゴマ&シアバターで元子ども兵の社会復帰支援活動を応援する仕組み」

テラ・ルネッサンス
「ウガンダのゴマ&シアバターで元子ども兵の社会復帰支援活動を応援する仕組み」

②CODE海外災害援助市民センター
「れーずんで社会貢献」 (アフガニスタン紛争後の就農支援)

CODE  「れーずんで社会貢献」 (アフガニスタン紛争後の就農支援)

CODE 
「れーずんで社会貢献」 (アフガニスタン紛争後の就農支援)

③アジア女性自立プロジェクト(AWEP)
「アジア女性の自立を応援するソーシャルプロダクツ」

アジア女性自立プロジェクト(AWEP) 「アジア女性の自立を応援するソーシャルプロダクツ」

アジア女性自立プロジェクト(AWEP)
「アジア女性の自立を応援するソーシャルプロダクツ」

【企業側から】

①株式会社Kurokawa :『フクサポ』による社会貢献活動

株式会社Kurokawa  原田さん 『フクサポ』による社会貢献活動の報告

株式会社Kurokawa
原田さん
『フクサポ』による社会貢献活動の報告

 

午後13:30、協議会スタッフ高橋の司会で開会。まず、場所をご提供いただいた大阪市立大学から柏木宏教授のご挨拶をいただき、次に協議会代表理事 清家弘久が挨拶しました。続いてセッション前半に入り、2名の方からの講演をいただきました。

第1部前半は「ヨーロッパのフェアトレード流通事情」を演題に、小吹岳志さん(フェアトレードサマサマ代表・オイコクレジット・ジャパン)から、英国、ドイツ、オランダなどフェアトレード市場の盛んなヨーロッパの実情について、フェアトレード運動の歴史的背景やトレンド、市場の構成と規模、市場の特色、生産から流通までの市場参加者、「認証」の制度などをご紹介いただきました。日本には無い「フェアトレードタウン」の紹介が印象的でした。

後半は「買いたくなるソーシャルプロダクツ・フェアトレード商品」を演題に、中間大維さん(日本初のソーシャルプロダクツ情報サイトヤラカス館SoooooS.カンパニー代表)から、フェアトレード品などソーシャルプロダクツの安定販売と拡販について、市場分析、商品開発、価格政策などについてご講義をいただきました。特に、NGO/NPOが途上国から輸入するものだけがソーシャルプロダクツであって企業が消費者向けに開発したものはそうではない、という間違った思い込みには捕われないように、との警告が印象的でした。

講演の後、質疑応答として場内から3件ほどの質問を受け、講演者のご回答をいただきました。また、当日ご来場された商品・宣伝・流通ほかの企業関係者を、司会から出席者に対し紹介しました。

休憩をはさんだ後、後半の部となり、まず前大阪市北区長 中川暢三様のご挨拶をいただき、次に、協議会加盟団体のうち活動としてソーシャルプロダクツに係っている7団体(フェアプラス、アジア女性自立プロジェクト、国際交流の会とよなか、CODE海外災害援助市民センター、アクセス-共生社会をめざす地球市民の会、テラ・ルネッサンス、日本国際飢餓対策機構=順不同)からの出席者を、会場の皆さんに紹介しました。

後半では、協議会加盟の3団体によるソーシャルプロダクツを使った支援の事例紹介を行いました。

最初は、テラ・ルネッサンスより、有機農業支援によるウガンダのゴマ商品、やシアバターの商品化と、これらの商品による元子ども兵の社会復帰への支援。

次に、CODE海外災害援助市民センターより、アフガニスタンの内戦で破壊されたぶどう畑の復興プロジェクトと、その干しぶどう商品による紛争後の就農支援。

最後に、アジア女性自立プロジェクトより、ネパールでのさをり織り製品・フィリピンでの民芸品によるシングルマザーや人身売買被害者などの女性の自立支援。

続いて、株式会社Kurokawa様より、個人・団体からのリサイクル衣料寄付を輸出につなぎ、その利益の一部をテラ・ルネッサンスに寄付する「フクサポ」プロジェクトのご紹介をいただきました。このプロジェクトは他企業からもCSRの一環として利用されており、国際支援が古着を売る気持ちの後押しになっているとのことです。

セッション終了の後は、協議会加盟団体の出品によるソーシャルプロダクツの展示ブースを来場者が見て廻り、それぞれが交流を深めたようです。

多くの方のご参加、ありがとうございました。次回のCSネットワークフォーラムでは、企業のCSR活動を中心にご報告いただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

【作成:関西NGO協議会インターン谷川、ボランティアスタッフ鳥飼】