こんにちは、関西NGO協議会のインターン中村です。

私は先日、6月21日に行われた、フィリピンで国際協力をしている特定非営利活動法人アクセス‐共生社会をめざす地球市民の会主催のアクセス・カフェというイベントに行ってきました。アクセスはフィリピンで26年間、貧しい人々特に女性や子どもを対象に、教育支援事 業、保健衛生事業、女性の組織化、マイクロファイナンス・フェアトレード事業などの貧困問題に取り組むNGOです。イベントは京都の東山いきいき市民活動センターで開催され、老若男女、約30名の方々が参加していました。特に大学生の姿が多く、活気のあるイベントとなりました。

イベントの内容は去年1年間のアクセスの活動を振り返るというもので、事務局長の野田沙良さんがアクセスの紹介と活動の主な説明をされた後、ボランティアとして関わっている大学生がそれぞれの分野に分かれて活動報告をしました。今回は事務局長の野田さんがお話しになられたフィリピンのペレーズという町(または農村地区)での支援について紹介します。

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【報告会の様子  写真:インターン中村 
撮影日:6月21日 場所:東山いきいき市民活動センター】

近年、発展が期待されているフィリピンのGDP成長率は日本の3倍ですが、一人当たりの名目GDP(USドル)は日本の約13分の1(2014年)にすぎません。人口の40%が貧困層、首都マニラにはスラムが約200あると言われている貧困国です。ペレーズ町も貧困に苦しむ人々が多く住んでおり、アクセスはここで子どもの初等教育支援を行っています。村人の多くがココナッツ農民または漁師として働いているペレーズでは、現金収入のチャンスが少ないため、子どもを学校に行かせたくても行かせられない家庭が多くあるそうです。

そこでアクセスは日本人サポーターが年15,000円支援することでフィリピンの子ども1人を学校に行けるようにする奨学金制度を実施しています(アクセスの奨学金プログラム: http://www.page.sannet.ne.jp/acce/scholarship.html)。支援している子どもからは日本のサポーターに向けて手紙や成績表が届き、まるで家族のような関係になり、直接会いに行くサポーターの方もおられるそうです。現在サポーターは125名で今年は150名にすることを目指して活動しているようです。野田さんは、日本人サポーターと現地の子どものように「国境を越えて具体的な人間関係を築くこと」は国籍、人種は違えどもお互いかけがえのない存在となり、戦争のない平和な世界へ繋がるとおっしゃられていました。

これからは、村の中でもより貧しい状況にある家庭への支援、アクセスの支援を受けた子どもたちはその後どうなったのか、また家庭内暴力など複雑な家庭内環境にある子どもたちのメンタルケアなども視野に入れて活動するようです。

活動報告以外にも、参加した方々との交流会の時間や特定非営利活動法人フェア・プラスからのパウンドケーキをいただいたり、とても楽しいひと時となりました。

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【フェアプラスのパウンドケーキ  写真: インターン中村 
撮影日:6月21日 場所:東山いきいき市民活動センター 】

アクセスは現在2014年度・夏のフィリピン・スタディーツアーの参加者を募集中です。締め切りは7月3日ですので、興味のある方は一度アクセスのWebサイトをご覧ください。

また、アクセスの活動を支援したい方は、使わなくなったCD・DVD・本・ゲームをブックオフに売るとその買取額の一部がアクセスに寄付され、貧困に苦しむフィリピンの子どもたちや女性への支援に使われます。是非ご協力ください。

アクセスWebサイトURL→http://www.page.sannet.ne.jp/acce/index.htmlまで

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【アクセスカフェ集合写真 写真:アクセス事務局長野田紗良さん 
撮影日:6月21日 場所:東山いきいき市民活動センター】

【記事作成】
関西NGO協議会
インターン 中村由佳