(財)アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)
【日米シンポジウム「子どもの最善の利益と親の権利から、国境を越えた子の連れ去りを考える」~「国際的な子の奪取の民事面に関するハーグ条約」への加盟をめぐる課題】
関連HP:http://www.hurights.or.jp/japan/new-project/2011/06/85.html

日本政府は2011年5月、「国際的な子の奪取の民事面に関するハーグ条約」を締結すると閣議了解しました。
「ハーグ条約」は、国際結婚の破たんを機に、一方の親が国境を越えて16歳未満の子どもを連れ去った場合、
その子どもをもとにいた国に速やかに返還させることを、国どうしが約束し実現するための取り決めです。
1980年に採択され1983年に発効したこの条約は、2011年5月現在の締約国は85カ国。
未加盟の日本に対して、近年とりわけ欧米諸国から早期加盟の要請が強くなってきていました。

「ハーグ条約」の締結をめぐり、夫による子への虐待や妻へのドメスティック・バイオレンス(DV)から避難するために、
子を連れ帰るという日本女性が相当数存在するとみられていることから、条約加盟に対して多くの懸念もあります。
そうしたなか、日本政府は、条約締結に伴う国内法案の作成にあたり、配偶者や子どもの安全に配慮し、
さらなる暴力を受ける恐れがある場合には返還を拒否できる、といった例外規定を盛り込むことを閣議で確認しています。

シンポジウムでは、「ハーグ条約」の実務に詳しく、女性と子どもの人権の観点から問題意識を持つ
弁護士のナンシー・ザルスキー・バーグさんを招いて、
同条約の実施と暴力からの保護に関する米国における状況について報告をしていただきます。
それを受けて、日本が条約を締結する場合に検討しておくべき課題に関して、
弁護士の大谷美紀子さんと、東京国際大学教授の小田切紀子さんに報告いただき、参加者とともに考えていきます。

■日時:2011年8月5日(金) 午後2時~4時30分

■場所:大阪国際交流センター・小ホール【地図
(大阪市天王寺区上本町8-2-6)地下鉄谷町9丁目、近鉄大阪上本町駅下車

■パネリスト:(同時通訳)
Nancy Zalusky Berg(ナンシー・ザルスキー・バーグ)
(弁護士、国際家族法弁護士アカデミー米国支部会長)
大谷 美紀子(弁護士、日本弁護士連合会・ハーグ条約ワーキンググループ副座長)
小田切 紀子(東京国際大学教授、臨床心理士、心理学博士)
■コーディネイター: 谷 英樹(弁護士)

■参加費:無料(同通レシーバー準備のため、事前にお申込みください。定員150名)

■主催:(財)アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)
大阪弁護士会

■お問い合わせ、お申し込み先:
(財)アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)
552-0021 大阪市港区築港2丁目8番24号 piaNPO 3階
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